インターン生活総集編🇫🇮

もい！kesäだね夏だね〜🌞

更新大変遅くなりました。ごめんなさい！実は7/12に帰国してまいりました！本当は帰る前にちゃんと更新したかったのだけど、書きたいことがありすぎてまとまらなくて、あとであとでと先延ばしにしてしまいました、、でも忘れないうちに見たこと感じたこと考えたことちゃんと残しておこうと思って、ついに再びブログ開きました。笑

最後の更新は4月だったんだけど、5月になって一気に気温が上がって、平日でもビアガーデン行っちゃうくらいフィンランド人はうきうきです。冬は寒くて夜が長い反動なのか、フィンランド人の短い夏の過ごし方は本気です。笑 ビール持って公園行って太陽沈む21時くらいまでchillしたり、毎食おうちのテラスでご飯食べたり。日差しは強いけど気温は25度くらいなので程よい暑さで気持ちいい！日本帰ってからこの蒸し暑さで本当に死にそうです、わたし笑 でも7月はフィンランドももっと暑いのかな。

さてさて。フィンランドの学校でわたしがやってきたことアンド4ヶ月間過ごしてみて思うことについて綴ろうと思います！めっちゃ長いです。気合い入れて読んでください。笑

ちなみに、日々の給食はこんな👆
バイキング形式です。もちろん生徒たちは無料だよ〜〜。なぜかフィンランドの子は中学生でも少食な子が多い。いちばんたくさん食べているのは先生方です笑 フィンランドの給食も美味しいけど日本ほど栄養バランスのいい給食ってないんだろうなと思った。

【ちょっと頑張ったこと】

• 日本についての授業をしてみた
  そもそも私は先生になりたくて来たわけではなくて、世界一と言われるフィンランドの教育現場を体感したくて来たから、あまり正直授業をするモチベーションが高くありませんでした笑 でもいさせてもらっているからには何かお返ししなきゃなという思いもあるので、月に1回くらいのペースで授業してきました。が、5月は「今度このクラスでなんかやって」っていう無茶振り？(2日前くらいに言われる)が多くて、準備にひーひーしていました笑 5月だけで8コマくらい授業したかな。でも本当に最後はラスト1週間って思うとなんだか面倒を通り越して楽しく感じてきてたな。
  ひなまつりや空手、日本の学校生活のことなどなど、いろんなことやってました。同じコンテンツをもとに授業していても、クラスが変わると当然反応も違って、進み方も変わる。つくづく授業ってライブだなぁと感じました。と同時に、先生の話を聞いてもノーリアクションだった過去の自分を思い出して、先生に申し訳なくなりました。笑 反応あるとないのでやりやすさ全く違う！
  
  
• お願いして4-6年生のスウェーデン語とスペイン語の授業に参加させてもらった
• スペイン語の授業でメキシコについての授業してみた
• インターン先だけでなくてスウェーデン語の学校とフィンランド語の学校に行かせてもらった
• いろんな先生にインタビューしてみた
  この4つは全部、運が良かったと感じるところ。インターナショナルスクールだし外国語の授業ないかなと思ってだめもとで聞いてみたら、実はあって参加させてもらえたり、日本の友達がこっちに留学しててその紹介で現地校に行けたり、ホストブラザーの彼女の働くスウェーデン語で授業が行われる小学校(実はスウェーデン語もフィンランドの公用語)に行けたり。全て公立校だけど様々なタイプの学校に行けてたくさんの先生に会ってインタビューできたのは研究的に本当によかった！びっくりだったのが、インターナショナルスクールじゃなくてもみんな英語が上手。小学生でも。フィンランドでは映画もゲームもテレビも吹替がないから英語できる人多いってみんな言うけど、本当にそれだけ？って思うくらい自然な英語です。Swedish speaking schoolでは I am/you are/he is をやっていた小3のクラスに参加したんだけど、そんな基礎中の基礎を習ったばかりの子たちなのに発音はわたしよりナチュラルだった。すごい。
  
  わたしのフィンランド生活の充実さはいろんな人の紹介あってこそ。人の繋がりにたくさん助けられました。そういう風に繋がれたのはわたしの周りにいた人たちがとてもいい人ばかりだったのもあるけど、自分のやりたいことや興味をいろんな人に話していたことも大きな要因かな。だめもとでも、軽い思いでも口に出してみることって大事だなあってほんとに思いました。なんやかんやフィンランドでやりたいって思ったことは全部口にして助けをもらいながらもやってきたかな。『何に役立つかわからなくても面白そうって思ったことや今しかできないことは全部やろう』って決めてたんだけど、振り返ると繋がることだらけで、迷いながらも悩みながらも貪欲に生きててよかったなと思います。やっぱりわたし頑張ったと思う！笑

【感じたこと】

• 授業は圧倒的にワークの時間が多い
  日本だと1コマ全て先生のレクチャーって普通のように感じていたけど(特に地理とか科学とか)、フィンランドではありえないらしい。先生の話は半分くらいで、残りは子供たちのワークの時間。で、わからないことがあったら先生を呼んで個別で対応。だからこそ先生も生徒ひとりひとりの進度や苦手得意がわかる。でもこれ日本でできるかと言うと別問題。少人数だしカリキュラムがぎっしり決められていないからこそできることだなぁと感じました。実は最初はこれ効率悪いな〜って思ってた。授業時間にやっているワークを宿題にすればもっと授業進められるじゃんって。でも本当はそうではなくて、子どもたちをひとりひとり見てひとりひとりと関わるためには『一緒に解く』時間が大切なんだなと気づきました。テストの得点という結果も大事だけどそれよりもわかるようになる過程を重視しているのだとを体感。本当の学びって人に教わることより自分で見つけることにあるんだって考えされました。そもそも授業って効率よく進めるとか単元はやく終わらせることが目的ではなくて、子どもたちが理解を深めたり新たなことを学ぶことが目的だもんね。だから用意していた授業と話が逸れたとしても、生徒の素朴な疑問が大事だと思ったらしっかりと時間をかけて解説することもしばしば。わたし的にすごく新鮮な感じがした。フィンランドの教育が世界一と言われるのは、当然といえばそうなのだけど、大人の事情より子どもの学びを純粋に優先しているからってのもあるかなと思いました。もちろん日本の先生も子どもたちのために考えて授業していることはわかっているけどね！！
  
  
• 先生めっちゃ楽しそう
  自分のやりやすいやり方で授業を構成できるってこともあって、先生もいきいき楽しそうな感じ。同じテーマを授業でやっても各先生で授業の構成は全く違う。ここまで自由だと、『隣のクラスの先生の教え方がいいんですけど！』みたいなモンスターペアレンツ出てこないの？それってフェアなの？って先生に聞いてみたら、それはないよって断言された。「フィンランドではマスターまで学ばないと教員になれないし、学校も保護者も先生にかなり信頼があるから問題ない。全ての先生は生徒ひとりひとりのためにそれぞれに合った関わり方を考えている。そもそもカリキュラム通りに授業することがフェアなの？同じ人間も同じ生徒もいないよ、人によって関わり方が変わるのは当然だし、学ぶ機会はみんな平等にあるんだよ」って言われて。あーひとりひとりを大事にする結果が今のフィンランドの学校教育なんだって感じました。インタビューからもcommunicationとかindividualって言葉をいろんな先生から聞きました。あと先生同士の情報共有も多いから、このやり方うちのクラスでもやるわ、みたいなことも結構あった。相乗効果だね。
  ちなみにフィンランドの学校は6月初め〜8月半ばまで夏休みなのだけど、先生もその間まるまる夏休み。しかもその間も給料の半分貰えるらしい。うらやま。
  
  
• 日本のマナー教育やリスペクトの精神って大事
  これね〜〜。離れてみて日本のあいさつ文化や身の回りの整理整頓はすごいことなんだと初めて知りました。フィンランド人は知らない他人とは関わりたくないっていう国民性らしいけど、朝教室に入ってくる子供たちに”good morning”って言っても9割くらいの子はスルーします笑 これが結構つらい😂 あとありがとうを言わない子もたくさん。本当にこれは理解できない。だからわたしは何か子どもたちの手助けをしてその子が”thank you”って言わなかったら、”what do you say?”と聞いて必ず言わせていました。笑 けどこれはわたしの中の当たり前だったわけで、この子たちにとっては言わないのが当たり前なのかなとも考えたこともありました。当たり前ってなんだ〜常識ってなんだ〜〜ってずっと思っちゃう。結局常識って自分のバックグラウンドで作られてきたもので、ひとりひとり違うよね。よく常識で考えてとか言うけど、みんな違う人生なのに常識でって括るのは不可能なんじゃないかなと思ったり。。それでもあいさつはするべきだとわたしは思うけどね！！笑 だからこそ、空手の授業は絶対にしたかった。空手はリスペクトのスポーツだよ、相手に礼の気持ちを持つことがいちばん大事なんだよって授業の初めに話したら、いつもやんちゃな子たちもこっちを見て静かに話を聞いてくれてとても愛おしかったです笑
  インターン終わってからヨーロッパを旅したんだけど、パリで日本人学校に訪問したとき、生徒たちがこんにちはーってあいさつしてくれて本当に感動した！！！日本はどんどん欧米化しているけど、これはやっぱり忘れたくない文化だなぁ。あと後片づけをちゃんとするとこも。
  
  
• 教育って本当に洗脳、な気がする
  いい意味でも悪い意味でもね。上に書いた通り、『あいさつをしよう』って小さいときから言われ続けた日本人にとってはあいさつするのは当たり前。けどフィンランド人はそうじゃない。一方で授業は先生の話を聞くものって日本人のわたしは思っていたけど、フィンランドではきっと、ワークをしたりクラスメイトとディスカッションしたり先生にわからないことを聞く時間って捉えられていると思う。子どもの頃の環境が、大人になってからの当たり前を作っていくんだなって強く感じました。だからこそ学校教育って大事な場だよね。

たまりにたまった思いをばーーーーと書いたのでまとまってないし、とても個人的な意見ばかりで申し訳ないです😂しかも本当はまだまだ書きたいことはたくさん😂

「インターンどうだった？」って聞かれると迷わず「きつかった」って答えちゃうけど、実際本当に充実していたと思います。インターンって本当に宙ぶらりんな存在で、留学生ほど自分のことばかり考えてはいられないけど、被雇用者ほどスキルも知識もない。。学校現場で働く上で『わたしの強みはこれです』って胸を張って言えるものがなかったのもフィンランドでつらかった一因かも。拠り所がなかったというか。インターン生という立場に戸惑ったり上手く役に立てない自分にイライラすることもたくさんあったけど、そのおかげで今は研究を頑張ってそれを自分の武器にして早く社会に出たいな、という思いが強くなりました。本当に早く働きたいです。自分にできること、自分にしかできないことを誰かにちゃんと認めてもらってそれで対価を得たい。そんな風に働けるようにその前にしっかり学びます。就活・就職してどんな風に思うかわかんないけどね。笑 就活直前に行って、教育のことだけじゃなくて自分のリアルな将来やいろんなこと考えられたのも良かった。タイミング本当に良かった。人生って上手くできてるよね、経験すべきことをベストなタイミングで経験できているというか。
いろんなことがあったし早く帰りたいってしょっちゅう思っていたけど、たくさんの人に助けられてインターンを無事に終えられて嬉しいし、行ってよかったなと心から思います。ブログ読んでくれてありがとうございました！たくさん応援ありがとうございました！！本当にみなさんのコメントや母伝いに聞くメッセージが励みになりました😭当分は日本にいる予定なので是非話聞いてください😌
本当はインターン終わったあとに行ったヨーロッパ旅も面白いことたくさんだったのだけど、ブログ書くかはわかりません。笑

とりあえずフィンランド編はこれで終わり！kiitos!

そういえば、同じくフィンランドにてインターン中のきゃんでぃとはヘルシンキのカフェでインターン作戦会議（笑）したりタンペレという街まで旅行したり、気付けば月1で会っていました笑 元気かな〜今も頑張ってるんだろうな〜〜 やっぱり一緒に頑張ってる仲間がいるっていいよね。

最後まで付き合ってくれてkiitos!! Moi moi👋